雑記・ラノベ

ラノベを読んでいると、エロ漫画や同人でぶいぶいやってた方々が挿絵を担当していることもしばしば。
読み進めていてサービスシーンらしき場面に突入し、ここぞといわんばかりにエロ可愛い女の子の悩ましい挿絵が入ってくると、青少年はドキドキせずにはいられません。
担当されている絵師様はその道(エロ道)で慣らした猛者ゆえ、気合の入ったイラストがドバーンと載せられます。
ただ、そこで気になるのが、「女の子カワイイ!!」ってだけの挿絵が多すぎないかなぁという点。
大学の頃、絵本の勉強をしていました。『絵本づくりサブミッション』とかいう本をゼミの先生に読まされたっけ。懐かしい。
挿絵の役割とは、人物の風貌はもちろん、その場面の背景やら小物やら、文章だけで説明しきれない箇所を補完するというものです。
無論、挿絵に頼り切らないようにするのも作家の腕の見せ所でもありますし、挿絵によってイメージが固定化されてしまうという欠点も含まれています。最近ハリーポッターハーマイオニーの件でそんな事件ありましたね。舞台版のやつ。
だから、物語における挿絵の役割を加味すると、ラノベでは「オンナノコカワイイヤッター!」ありきになってしまっている挿絵がものすごく多いことに違和感を感じることがあります。
や、もちろん柔らかそうな女の子が悩ましい表情で扇情的なポーズをとっているのは大好きです。否定しません。
実際、売るためにはそういう見せ方をしたほうが手っ取り早いというのもあるのでしょう。
しかし、可愛い女の子を見せるだけ、というイラストが連続してしまうと、若干食傷気味になってしまいます。文章も挿絵もメリハリがほしい。
挿絵は作品の一部なのだから、作品を補完する役割を放棄しちゃあかんと思います。「文章からイメージして女の子描いたらこんなふうになったよー」という程度では、それはただのイラストです。挿絵じゃねー。





へぇ、新元素か。ニホニウム? へえええ。