雑記

今流行っているものと、昔流行ったもの。
中身こそ違えど、その根っこにあるものは似ているなあと最近思いました。
たとえば、ニコニコ動画では淫夢シリーズ。
いわゆるホモビデオをキャストごとに切り取って素材化し、そこから紙芝居やらMADやらを作るという品物です。
コンテンツとしては汚物以外の何物でもないのですが、これらの何が魅力的かというと、「何かを作ってやろう」というクリエーターの創作意欲が垣間見えるところです。
はっきりいって時間をドブに捨てる行為以外の何物でもないのですが、そんな創作物を見て明日も元気に頑張ろうと思える人々がいることもまた事実なわけで。
閑話休題
そんなわけで淫夢シリーズは、ネット文化のアンダーグラウンドな側面を前面に押し出した、汚らしくも魅力的なコンテンツであるといえます。
アングラネットの歴史はホモの歴史です。
ネットの草分けである2chではご存知阿部さんのくそみそテクニック
ニコニコ動画発祥の折にはレスリングシリーズ。
そして現在の淫夢シリーズにつながると。
淫夢関連のつくり方ひとつ見ても、かつてのやる夫シリーズを思い出します。
キャラクターがいて、AA(素材)があって、それを繋げてひとつの作品を完成させると。
まあ、大体の創作物はそういうものですけれども、ネット文化の源流はしっかりと受け継がれているんじゃないかなと思います。



もうひとつ、数年前にニコニコで流行したのが幻想入りシリーズ。
東方プロジェクトの舞台となる幻想郷に、別作品のキャラクターを迷い込ませ、そこでの活躍活劇を描くというものです。
舞台が舞台なだけに、登場人物は女の子がたくさん。迷い込む人物は、大体漫画のキャラクターなので、何らかの強力な特殊能力が備わっています。
これ、何かに似ていますよね?
はい、異世界転生モノです。