雑記

店の看板を持って客引きをしていると、スーツ姿の知らないおじさんが話しかけてきました。
いわく、「税抜表記のその看板は詐欺であって、私が税務署に告発すれば即おしまいだぞ」とのこと。
はぁ。
さらに、「本来なら数万の参加費を払ったセミナーで教えてやっていることをただで教えてやっているのだ、感謝しろ」とのこと。
はぁ。
言いたいことを言って満足したのか、知らないおじさんはどこかへと消えていきました。
去り際に、「わしは富士通の元社長じゃ」と一言残して。
大言壮語、見栄っ張り、酔っぱらい。いろんな言葉が浮かびましたが、スマホで画像検索してみたところ、本物でした。
本物だから何だというのか。
税抜の看板表記はたしかに紛らわしいですし、消費者からしてみれば詐欺まがいと捉えられても仕方ないと思います。
ただ、それに対する鬱憤を僕に吐き出したところで世の中変わるわけではありません。
おまけに、いかに優れた経営者だろうと、僕にとって目の前にいるのは見知らぬエラそうなおっさんなのであって、その肩書は何の説得力も生みません。
敵をつくりやすそうな人だなぁ、という印象を受けました。
加えて、何かを変えたり偉業を達成する人というのは、良くも悪くも普通ではないのだな、とも。