雑記

気になったニュースがあったのでメモを。

医学教育への「献体」２０年で倍増　登録制限の大学も
http://www.asahi.com/national/update/0308/OSK201003080088.html?ref=any

「自分が死んだ後、その体を医学の解剖実習に使ってくれていいですよ」という許可を出すことですね。
「献体」というと聞こえはいいけど、つまるところ「体を好き勝手にバラバラにされてしまう」ということなのでしょう。
死んだその瞬間に世界なんてもんはストップしてしまうんだし別にいいじゃん、という人もいるかもしれませんが、自分はパスですね。
認知できないからといって、自分の知らないところで自分の体を好き勝手にいじくられるというのは気分のいいもんじゃありません。
知らないうちに個人情報を売買されていい気持ちがしないのと似たような感じです。まぁこっちは場合によっては認知できなくもありませんが。
理屈じゃないんですよね、理屈じゃ。気持ちの問題です。

解体新書で知られる杉田玄白らも、蘭医学書「ターヘル ・ アナトミア」の解剖図と東洋医学の解剖図とでどちらが正しいかを検証するために刑死人の身体を使ったそうです。
医学の発展に解剖ってのは欠かせないと思いますが、だからといって自分の体を使い捨てにしてほしいとは思いませんね。
知り合いに、「自分は絶対にドナー登録はしない」という人がいます。
「なんで？」と尋ねたところ、こんなふうに言っていました。
「ドナー待ちの患者に『早く死んでほしい』と思われるのがいやだから」
なるほど、と思いました。

ああ、３月になって大雪だよ。
昨夜は９０％の降水確率だってんで笑ってたけど、まさか雪が降るとは。
１月２月はろくに振らなかったのに、この時期になって降るとかどういうことなの……。