雑記

師走「待たぬわ! この馬鹿弟子が!」


はい、12月ですね。そろそろ卒論に本気で取り掛からないとヤバイです。
しかし、1ページ進めるのに3時間くらい掛かってしまうというのはどういう作業効率なんでしょうね。もう少し頑張れよ自分、と言いたいです。
最低1日1ページは書くようにしたいところです。それでも間に合うかは微妙ですが。


中学校にて、放課後を使ってちょっとした実験をしてきました。やったのは、英単語の記憶実験です。生徒二人に協力してもらいました。
初めに、試験範囲の新出英単語を教科書から抜き出します。は全部で42個でした。
被験者の二人には、まず予習も何もしていない状態で、単語の意味を考えてもらいました。単語はプリントに印刷しており、横のカッコに日本語の意味を書き込むという方式です。制限時間は一応5分とし、必要に応じて増やしたり減らしたりしました。
一回目の結果は、Aさんが12点、Bさんが22点でした。「全然わからなかった!」と嘆いていましたが、それは無視して、答え合わせをさせました。なおその際、間違えた単語は赤ペンでマークしておくよう指示しました。
直しが終わったら、3〜4分くらい時間をとって間違えたところを覚えさせました。このとき、声を出して覚えると言いことも指示しました。
覚えて終わったあと、5分間くらい休憩を挿みました。すぐにテストをすると思っていた二人は結構なブーイングをしてきましたが、それも無視しました。くだらない話や勉強の話などをして、一度頭をからっぽにしました。
二回目のテストです。結果はAさんが19点、Bさんが32点でした。それぞれ7点、10点のアップです。また同じように答え合わせをさせ、今度は最初のペンとは違う色でするように指示しました。そして同様に間違えた単語にマークするように言いました。この時点で、二回連続で間違えた単語には二色のチェックが入っていることになります。
再度、暗記→休憩を行います。今度は何も文句を言いませんでした。
三回目のテスト。結果はAさんが37点、Bさんが39点でした。それぞれ18点、7点のアップですね。僕も驚きましたが、本人たちが一番驚いていました。
その後は、日本語を見て英語を書くという逆の作業をさせてみたのですが、時間が足りなくて一度しかできませんでした。ちなみに結果はAさんが13点、Bさんが29点でした。点数の低下から判断すると、注目する情報によって覚えられる事柄は変わってくる、ということが考えられます。ですが、二人とも間違いの傾向として、「何を書けばいいかわからない」というよりも「スペルがわからない」ということが多かったようです。空白の欄は少なかったみたいです。
単語を覚える場合、果たしてどちらが効率がよいのでしょうね。今回やったのは、英語を日本語に直せるようにし、次に日本語を英語に直す、というものです。逆に、日本語を英語に直すのを先にやった場合、後の英語を日本語に直す作業に移行する際、どの程度点数の低下が見られるのでしょう。
ん、今度やる時には、日本語→英語(例:視界「 sight 」)のテストを先に行ってみましょう。どちらが効率がよいのか、確かめたいところです。