雑記

空前のポケモンブーム。もはやスマホを触る通行人すべてがプレイしているように見える。
職場のスタッフも8割近くの人が既に触っており、ポケGO未対応のスマホを買い換えてまで遊んでみたいという人もいるくらい。まぁ正確には、「バッテリーのもちも悪くなってきたし、買い換えるのにいいきっかけになった」とのことです。
遊んでみたら、これがなかなか楽しい。起動して歩きまわっていると、効果音と共にポケモンが画面にポップしてきて、それをタッチすると捕獲画面に移行します。カメラモードをオンにしていると、現実世界の背景の中でポケモンが動き回る。
ちっちゃいころ、「本当にポケモンがいたらなぁ」って思ったことがありました。よもやこのような形で実現するとは。
やりこみ要素も高く、ポケモンを進化させるためには、同じポケモンをたくさん捕まえてポケモンのアメを集めなければいけません。ポッポのアメ25個を使ってポッポをピジョンに進化できる、といった感じ。
また、ジム戦(詳細は割愛)をこなすことで、本来は課金で手に入るはずのゲームマネーも手に入れることができるのだとか。
レアポケモンを探すために、神社やら公園やらを歩き回る人もいるようで。寄り道が多くなってしまった、という声もちらほら。
いわば、現代版昆虫採集といったところでしょうか。ポケモンがいそうなところを歩き回って、用意した道具をつかって、根気強くポケモンを捕まえる。逃げられるたびに溜息をつく。
これを不健康と見るか、時代の流れとみるか。私は後者ですね。
ポケモンGOに付随して数多くの事件が報道されていますが、それらはプレイする人間のモラルの問題であって、ツールの問題じゃねーと思います。車は毎分単位で人を殺しているけれども、車が悪だと叫ぶ人間がどこにいましょうか。
「ゲーム=悪」という聞こえ心地のよい、世のお父さまお母さまのしつけにとって都合のよい理屈をメディアが根強く振り回しているうちは、批判的な報道が絶えることはないのでしょうね。
……っていうか、そのお父さま方ですらプレイしている人がいるという事実を受け入れてもいいんじゃないかなって。家族の会話が増えた、って事例もあるそうですよ。


父「帰りがけにミニリュウ捕まえたよ」
子「……ッッ!?(戦慄)」


みたいなことがあれば、ステキですね。
なんかポケGO関連でいろんなツールやら解析サイトやらが出てきているようですが、こういった片手間ツールに効率を求めるのもどうなのかなぁという気がします。
何時何分に何のポケモンがどこに沸くかすらもわかるアプリまであるのだとか。楽しいか、それ?
ゆっくりのんびり偶然の幸運を楽しむのがいいんじゃないかな、と思います。どこで糸を垂らせばどんな魚が釣れるかみたいな、釣果のわかった釣りに何の楽しみがあるんでしょうね。
しばらくの間は流行し続けるんでしょうねー。まだ151匹しか実装されていないようですし、後のポケモンはどういうふうに実装されるのか楽しみです。
あと、インフレし続ける戦闘力(CP)をどのように収めるのかが気になります。強ポケさえ使っておけば勝てる、なんている事態になったらつまらんですよね。まぁそこをひっくり返すのが原作でいうタイプ相性ですが。
あー、早くピカチュウを捕まえたい。あと自宅に少しは沸いてくれー!