雑記

これが最後の1週間かー。
思い残しのないようにしないとね、いろいろと。


そんなわけで1泊2日のDunedin(ダニデン)旅行に行ってきました。
土曜の朝は6時に起きて早めに準備。6時50分のバスに乗って街に向かいました。
お昼を買えるかどうかが定かではなかったので、海苔巻きと水をそのへんのお店で買った後、バスに乗ってDunesinへ。ちなみに片道5時間。平均時速は80km/hくらいだったかな。
Dunedinに着いたのが午後2時。古い様式のおしゃれな建物が迎えてくれました。Dunedinという街は丘に囲まれていて、街中に坂がたくさんあります。傾斜傾斜傾斜です。長崎をイメージするとよいかもしれません。丘の斜面には家がたくさん建っていました。後に書いてあるお城のツアーで丘の上に登ったときの眺めは最高でした。
さて、街に着いて最初にしたのはインフォメーションセンターに行って宿や工場の場所の確認です。受付のお兄さんがやたらクールで格好よかったですね。日本語うますぎ。
3時からツアーの予約をしていたのですが、それまでに時間が結構あったので、バックパッカーの下見に行きました。このバックパッカーというのは日本ではあまり見られないものですが、つまるところ4〜6人くらいで部屋のシェアをすることですね。お値段は1泊20ドルくらいで非常に安かったです。まぁ、食事などは一切つかないわけですが。ちなみに僕が使ったのは、YHAという系列のバックパッカーでした。
午後3時からはチョコレート工場の見学をしました。土曜日ということもあり、ある程度見ることのできるものが制限されたツアーでしたが、それでも楽しかったですね。溶かしたチョコをドバドバ流し落としているのは見ていて壮観でした。中で写真を撮りたかったのですが、撮影はダメといわれてしまったので諦めました。チョコサイロの中とか撮りたかったんだけどなぁ。帰り際にはチョコをたくさん買いました。70ドルくらい使った気がするけど、記憶が定かではありません。なんかやたら興奮してたしなぁ。
チョコレート工場を見学した後は、いったんバックパッカーに戻って荷物の整理をしました。さすがに両手にチョコをもったまま歩くわけにはいきませんから。
午後6時からはSpeightsというメーカーの工場を見学しました。工場見学というのは楽しいものですね。ガイドの人が何を言っているかわかればもっとよかったのだけど。こればっかりは自分の英語力を呪うしかないね。ツアーの最後にはビアーのテイスティングをさせてもらいました。6種類くらいのビールがあって、好きなだけテイスティングできるというもの。一緒に行っていた相方は8杯くらい飲んでた気がするけど、僕は3杯くらいしか飲めませんでした。もともと酒に強いほうではありませんし。
ビール工場を見学した後はレストランを探しました。1件目のレストランではなんとディナーをやってなかったんですね。どういうことかというと、お酒オンリーということです。こっちの人は酒と一緒に何かを食べるという習慣があまりないからなんでしょうね。2件目のレストランで食事にありつくことができました。食べたのはサラダにエビマヨのレモン和え、そしてトマトパスタです。パスタといっても麺ではなくてマカロニタイプのパスタでした。非常に美味でございました。
食事の後は部屋に帰って寝る準備。僕は6人部屋だったのですが、一人を除いてみんな出かけてましたね。残っていたのはドイツから休暇で来たという若い女性の方でした。名前を聞いたところ、ジュリアさんという方でした。
あ、バックパッカーというのは男女同室というのが比較的当たり前なので、自分以外みんな女性ということも結構あるみたいです。日本だったら「けしからん!」の一言で終わってしまいそうですよね。性犯罪もそうだけど、金銭の犯罪とかかなり心配ですね。どうなんだろう、そこんとこ。
その女性、ジュリアさんは英語が堪能でしたが、僕は敢えてドイツ語で「グーテンナハト」と言ってみました。すると女性の方は「まだ寝ないわ」と苦笑交じりに英語で返してくれました。ちょいと恥ずかしかったですが、言語はよいコミュニケーションの手段になるんだなぁとつくづく感じましたね。
適当に日記を書いた後、10時くらいには床に就きました。女性の方がまだ起きているだろうと思って電気を点けっぱなしにしたままベッドに入ったのですが、しばらくして戻ってきた女性の肩が、気を利かせて電気を消してくれました。そのあとは電気スタンドを使って読み物をしていましたね。些細な優しさが心にしみます。
翌朝は7時半くらいに目が覚めました。相方との待ち合わせ時間は8時半だったので、しばらくの間時間を潰すことにしました。近くの教会を回りたかったのだけど、生憎開いてませんでしたね。しょーがないので、夜明けの写真をパシャパシャ撮って遊んでました。
バックパッカーを後にして、その辺のカフェテリアで軽い朝食をとりました。ハムサンドだったのですが、なかなか美味でしたよ。パンや具材、ソースを自由に選べるというのは魅力的でしたね。
9時にお城散策のツアーへ出発しました。なんというお城だったのかは忘れてしまったのですが、庭がきれいなお城でしたね。もっとも、お城というよりは古風な建築様式の別荘、といった感じでした。インテリアはどこを見ても洋式で、外国にいることを改めて実感しましたね。お城に幽霊がいるとかガイドの人が言ってたけど、どこまで本当なのやら。数ある部屋の中でも子供部屋と食事部屋が印象的でした。静謐な雰囲気というか、古い空気を感じることができるというか。このツアーも楽しかったのですが、やはりここでも自分の英語力の無さが仇となって100%楽しむことができませんでしたね。何のために英語を学ぶか。世界を楽しむため。
ツアー終了後は、近くのレストランでクリケットの試合をテレビで見ながら昼食をとりました。食べたのはラム肉を乗せたサラダ。ラムというのは子羊のことで、クリケットはスポーツのひとつです。ちなみにクリケットってコオロギの意味だそうです。
昼過ぎは近くの家財屋さんで大きな鞄を買いました。コロコロできる素敵な旅行鞄です。特に目的も無く街のあちこちを散策しました。
で、2時くらいにOtagoMuseumという場所で相方と別れました。早めに帰らないとバスがなくなってしまうからです。しかしまぁ案の定というかなんというか、しっかり道に迷った挙句バス出発の時間の数分前に到着できたという間抜けっぷりです。もしあの親切な若者がいなかったら、今頃こんなふうに日記は書けなかっただろうなぁ。バス乗り場の名前を忘れてしまっていたので、デジカメの写真を見せて「ここです、ここ!」ってやりましたし。その親切な若者は20歳で、大学で法律を専攻しているのだとか。結構話が盛り上がったのは嬉しかったですね。
その後はバスに乗ってChristChurchに帰りました。特にステキイベントが待ち受けていたわけでもなく、ごく普通に無事にステイ先に帰ることができました。いや、それが一番いいんだけどさ。


今回学んだことのひとつは、そこそこ満足のいう旅をしようと思ったらある程度のまとまったお金は必要だ、ということです。
良い旅でした。