雑記

セミの鳴き声が心なしか小さく聞こえます。その代わりに、と言っていいのかどうかわからないけど、夜に聞こえる虫の鳴き声が増えてきたような。
あの鳴き声はコオロギなのかな? 鈴虫ではないみたいだけど。マツムシとは違う気もするし……ううむ。
現代に生きる人で、虫の鳴き声を聞き分けられる人というのはどれくらいいるんだろうね。例えば、セミだとアブラゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシクマゼミと、鳴き声は一通りではありません。
秋の夜の虫にしてもコオロギ、スズムシ、マツムシ……他にも居ますよね。
虫の鳴き声をBGM、さらには季節の風物詩として楽しめるのは素敵なことですよね。アメリカなんかでは、セミやコオロギなどの虫の鳴き声を楽しむという習慣はなくはnoiseの一言でくくってしまうそうです。なんとなくもったいないなぁと感じてしまいます。とはいえ、文化の違いなのでその辺りはしょうがないとしか言いようがありませんね。


ちょっと思ったのですが、アメリカ等、虫の音色を楽しむという慣習をもたない文化圏から来た方が虫の声をBGMとして楽しむことは可能なのでしょうかね。
食文化や桜を愛でるいった文化を解することは出来るかもしれません。ですが、「虫の音色を楽しむ」というのは、いわば嗜好の問題に近い気がします。ジャズは好きだけどクラシックは嫌いだ、みたいな。生理的なレベルにまで刻み込まれた価値観というのを変えることなんて出来るものなのか……うーん、すっげー気になります。
今度、外国語の先生に会うことがあったら聞いてみようかな。「日本人は秋の夜に虫の鳴き声を聞いて楽しむという習慣がありますが、先生はどうですか?」みたいな感じに。