夢

今朝は夢見が悪かったです。あそこまで酷い夢を見たのは何年ぶりだろうか。しかもよりによって明晰夢でした。
どんな夢か思い出すのもイヤすぎます。まぁせっかくなので悶えつつ記録してしまいましょう。今後いつあるかわからない不定期イベントですし。
全部で４つくらい見た気がするのですが、覚えているもの、ひとつだけをピックアップしてみることにします。
ただ、一部気持ちの悪い描写もありますので苦手な人はAlt+F4かブラウザの戻るボタンでエスケープ推奨です。

ええと、以下が夢の内容です。
なにやら廃墟ビルと思しき建物の中を探索していたんです。自分の他にも知り合いと思しき人々の姿がたくさん。階段を上ったり下ったり。その時点でもうそれが夢であるということを自覚していました。
不意に場面がビルのふもとへと移ります。ふと、自分以外の誰かがささやくように言いました。
「○○は……鎌が……振ってるんで…………避けようね」
一体何のことかと思ったのですが、前方にある草むら。そこには用務員のような風体をした何物かが、草刈り用の鎌を上下に、単調に振り回していました。ゆっくりとこちらを向いて近づいてきます。
数名がすっすっとその男性の横を通り過ぎて再度ビルへと入っていきます。僕も、そうしないといけないと言わんばかりの思考回路で（夢だから、そう決まってしまいます）同じようにその男性の隣を通り過ぎようとしました。
しかし、突然男性は目の前を通り過ぎた僕に向かってクルリと向きを変えて、ゆっくり、単調に鎌を振り上げ振り下ろしながら近づいてきたのです。僕はそれに気付いてはいたのですが、足が固まってしまったかのように動きません。彼はなおも近づいてきます。
明晰夢というのは、思ったとおりのことを夢の中で実現することができます。ということは、「起って欲しくないことも」実現できてしまうんですね。

つまり、僕は、考えてしまった、というわけです――。

次の瞬間、男性の鎌がキリストさんよろしく、僕の右脇の下に深々と突き刺さりました。そのままの勢いでずぶずぶと腹の方へと裂かれます。刃物が刺さると痛い、という認識は得られていましたが、痛かったかどうかははっきりと思い出せません。ただ、体の中にあった、どうしようもない異物感だけは鮮明に覚えています。
脇から腹まで裂かれた瞬間に僕の視界はブラックアウト、いわばゲームオーバー。だけどほんの数秒後、なにやら妙な道具を消費して僕はよみがえりました。裂かれた腹も元通りです。ゲームの世界ですね。
よみがえったのは良いのですが、なぜかその時僕は他の皆を激しく恨んでいた気がします。何で自分だけ――という感じでしたか。そこは思い出せません。
その後もなにやら人形劇やらなんやら妙な展開が続いた気がするのですが、何もかも嫌になった僕は気合を入れて覚醒することに。気合というのは、腹に力を入れて、思い切り息を吐いて、「カッ！」と叫ぶことです。昔から僕はそうやって夢から逃げてきました。

で、気付いたらそこは自分の部屋。自分は布団に寝そべっていました。
ですが、今思うと、ある意味この瞬間が一番やばかったのかもしれません。
僕は夢から逃げることができた安堵感でいっぱいでした。当然です、未知の存在に殺されたり襲われたりする世界など楽しいはずがありません。
ふと、天井を見やります……が、その時、いくつかの異変に気付きました。
まずひとつ、「やたらと眠たい」のです。もう、わずかに気を抜いてしまった日にはもう、すぐ寝入ってしまうのではないかという眠気でした。
ふたつ、なぜか僕は「寝た瞬間またさっきの夢に落ちる」という確信を抱いていたのです。もうそれは間違いない、疑いようの無いというぐらいに。
そしてみっつ、「体が動かなかった」んですね。半覚醒状態とでも言うべきなのでしょうか。うっすらと目は開いており、目に映るものもなんとなく見えているというのに、体がまったく動かないんです。
なんとか動こうと努力したのですが、得られたのは「寝ている最中にうつような」寝返りでした。こう、仰向けの状態から、左にごろんと。
しばらくの間（といっても、１分くらい）抗ってはみたのですが、結局僕は睡魔に勝てず、そのまま夢の中へと再度落ちていきました。

果たして、あの半覚醒状態は何だったのでしょうね。
ひょっとすると夢だったのかもしれません。

以上が夢の内容の一部です。かなり気分の悪い夢だったということがお解りいただけたのではないかと思うのですが、どうでしょうか？
ああ、もう当分怖い夢はこりごりですね。小さい頃から夢には悩まされてきましたが、まさかこの年になって再発するとは。

余談ですが、金縛り（？）の後に見た夢は、思っていたのとは違う夢でした。
簡単に言えば、でっかい列車に乗っていて、床に開いた穴から徐々に飛び出してくる鬼やスタンド（格闘オンリー）からひたすら逃げ回るというものでした。しかも、指揮官としてウィリー・ウォンカさんも混じってた気がします。
意味がわからねぇ悪夢でした。