柳瀬尚紀著『日本語は天才である』を読みました。課題として出されていた一冊なのですが、これがなかなか面白かった。
日本語に対して、さまざまなアプローチを仕掛けているのですが、詩作をよく命じられる僕にとって、非常にタメになる内容でしたね。この柳瀬尚紀という方は、『チャーリーとチョコレート工場』を初めとするロアルド・ダール作品の翻訳を多く手がけている方です。そのせいか、いちいち言い回しが面白い。文章も気取らないし、なにより頭が悪い。もちろん「いい意味で」です。
あぁ、羨ましい。この人みたいな訳が出来るようになりたいですよ。
具体例をここに載せたいと思うのですが、著作権云々が怖いのでやめておきます。


これから、柳瀬氏の訳した『フィネガンズ・ウェイク』を読むつもり。ゼミのセンセいわく、「とんでもねー本」らしいのですが、果たしてどんな本なのやら……。