小説・漫画

最近はいわゆる異世界転生ものが流行っているみたいですね(*´ω`*)
特に多いのは、現代世界の一般人が異世界に転生するパターン。
例)『Re:ゼロから始める異世界生活』 『この素晴らしい世界に祝福を』 『デスマーチからはじまる異世界狂想曲
また、人間やめて別の生き物として転生するパターンもあります。
例)『転生したらスライムだった件
あとは、建物ごと異世界転生するといった変わり種も。
例)『異世界居酒屋「のぶ」
こうした作品は「小説家になろう」というページからデビューしたものが多く、総称として「なろう系(作品)」と呼ばれることが多いです。
昨年から今年にかけて「なろう系」のアニメ化の動きが強まってきているのはなぜなのでしょうね。
なろう系作品の市場価値にメーカー(で合ってる?)が気づいてきたというのはありそうです。
なにせ頼まなくても勝手に作品を仕上げてくれる上に、ページビューの数を見ることで注目を集めている作品を知ることができる。
さらには注目を集めている作品の傾向を見ることで、今流行している作品のジャンルも読むことができる。
メーカーとしてはかなーり楽ができるのではないでしょうか? もちろん、原文そのままで書籍化することなど稀でしょうし、相当なブラッシュアップは必要になってくるでしょうけど。
リエーターが日の目をみる機会が増えたのはいいことですね。良いものが良いという評価を得るのは良いことです。



さて。
異世界転生モノの舞台は中世ヨーロッパがモデルになっていることが非常に多いです。
石造りの建物に牧歌的な風景。街道沿いには露店。当然お城もあります。昔ながらのファンタジー世界ですね。
読者にとってなじみ深い世界だけに、多くの説明を加えなくても断片的な情報だけで勝手に読者がおおまかな世界を構築してくれます。
転生する主人公は、超人的な力を獲得するか、無能なまま知略を凝らして生きていくか。大体その2種類ですね。
まぁそれについては仕方ない部分もあります。最強か最弱かのほうがわかりやすいし、読者としても面白い。
最強の主人公がガンガン活躍するのを見るのも、最弱の主人公が周囲の仲間の力を借りて知略でなんとかするのも、どちらにしてもカタルシスは得られます。
あとは可愛らしい女の子(ヒロイン)の存在はほぼ不可欠っぽいですね。「転生したらスライム〜」の場合は誰がヒロインになるのだろう? ヴェルドラ?
ふと思うのですが。
こんなこと言ったらなろう系作品を愛する人に怒られそうですが、むかしニコニコ動画で流行った「幻想入りシリーズ」を思い出します。
「幻想入りシリーズ」とは、一般人・漫画のキャラ・ゲームのキャラ等が、東方プロジェクトの舞台である幻想郷に迷い込む(あるいは自分から入っていく)作品のことです。
幻想郷という舞台が既に完成されていて、そこに迷い込んだキャラクターたちの現地の少女たちと多様な掛け合いをします。
異世界転生モノの先駆け……って言ったら言い過ぎかもしれないけど、傾向は似ているなぁと思いました。
ちなみに私が好きなのは、
 ランスが幻想入り(アリスソフト
 球磨川禊が幻想入り(めだかボックス
 ブッダとイエスが幻想入り(聖おにいさん
 ドナルドが幻想入り(マクドナルド)
あたりでしょうか。
クドクドと書きましたが、異世界モノは好きなジャンルなので、これからもどんどん名作が発掘されていってほしいところです。