雑記

最近の中学生、特に女子は携帯小説を好んで読んでいるみたいです。中学校の図書館で一人の女の子と話す機会があったのですが、なんかもうすげーはまっているとのことでした。
司書の先生は、「予約がいっぱいなのは嬉しいことなんだけどねぇ」と、苦笑いしながら言っていました。先生としては、もっと深みのある作品も読んでほしいのだとか。
40代くらいの女性の司書の方なのですが、いわく、「一昔前にこんな文体の小説が流行ったっけねぇ」とのこと。具体的には「少女小説」と呼ばれるジャンルみたいです。
図書館に少しだけ置いていると聞き、さっそく見せてもらいました。表紙を見て最初に思った……もとい口について出たのは、「昭和の香りがする」の一言。目が、キラキラと。
文体は携帯小説にかなり似ていましたが、形式はむしろ今でいうライトノベルに近かったですね。縦書きで、挿絵もたくさんありました。
司書の先生と世間話する中で、どうして子どもたちは携帯小説にはまるんだろうなぁという話題になりました。女の子が出てきて、男が出てきて、レイプされて、人が死んで。およそテンプレートの繰り返しだというのに、なぜあれほどはまるのか。
そんな時、先生がぽつりと言いました。


「韓国ドラマみたいよねぇ……携帯小説って『子どもの韓流』?」


や、かなーりツボに入りました。上手いこと言うもんだなぁと。
まぁ、んなこと言っても、僕の好きなラノベも最近は傾向が固まりつつあるみたいだし、テンプレじゃないかと言われてしまっては全く反論できないわけですが。
後学のためにも、携帯小説は一度読んでみるべきか。




ああああああ、蚊がうざったい!!!!