雑記

あああああ、ポッキーの日(11/11)をスルーしてしまった……なんということ。
来年こそは忘れないように気をつけます。


サークルで部紙の読み会、もとい作品批評会がありました。
なんと今日は珍しく4回生全員が揃っていました。全員と言っても5人なんですが、はっきり言ってレアです。年に一回あるかないかといったところです。五大老とか呼ばれました。
さて、自分用メモにもなりますが、ちょいと覚えたことをひとつ。
小説を書く際の、一人称文体と三人称文体について。
まず、どちらが簡単かといえば、三人称の方です。三人称から見た地の文というのはいわゆる神の視点、作者の視点です。そのため、語られる内容に大きな制限はありません。未出の世界設定を解説してもいいですし、登場人物の感性とは異なるものの捉えかたをしてもいいわけです。
一方、一人称文体はなかなか難しい。まず、地の文における物の捉え方が登場人物の感性に沿っていないといけません。その場面場面で起きていることを、登場人物の一人からの視点・思考によって書き込まないといけないわけですね。主人公の目を通じて、周囲の環境や世界を追いかけるといったところでしょうか。
一人称文体でありがちなミスのひとつが、地の文で登場人物に世界設定などの解説をさせてしまうこと。「お前は誰に説明してるんだ」ということになってしまいます。
他方、一人称であることの旨みもあります。文章全体が主人公の視点および感性を通じて語られるので、すべてがすべて事実とは限らないわけですね。飽くまで、その視点となっている登場人物にとっての事実を読者が共有しているにすぎません。叙述トリックというのもこのへんから生まれてくるのかな。ちょっと違うかもしれません。
まあ、その三人称・一人称の話でサークル仲間と話が盛り上がったのでメモしてみました。