ラノベ雑記

書くネタが無い日は、まぁちまちまとやってみようかと。
今日紹介するのは、「リバーズ・エンド」という小説、電撃文庫ですね。


僕が初めてラノベを読んだのは、2002年の12月2日でした。
高校時代、僕は図書委員としてバリバリ働いていたのですが、返却図書の処理というのも仕事としてあったわけです。
11月末、「さて今日も仕事をするぞ」と意気込んで、僕は山積みになった本の返却処理をしてゆきます。そんな中、目に付いた表紙があったんですね。儚げな女の子が遠い遠いどこかを見つめているようなイラスト。その本が「リバーズ・エンド(1)」でした。
当時、今よりは若干ウブだった僕は、「こんな可愛らしい表紙のついた本なんか、よく読む気になるよなぁ」と思いました。ちなみに、利用者名簿から借りていた人は男の子であることが分かってました。
そのときはただそれだけで、その本の返却処理を済ませ、次の本を手に取りました。
それからしばらくして、高校での読書仲間が出来たのですが、ある日、その男の子が奨めてきたのが「リバーズ・エンド」だったのです。僕は内心恥ずかしがりながらも、いかにもしょうがなく読むといった態度を示しながら、本を借りました。ちなみに、貸し出し処理は彼がやってくれました。恥ずかしかったですからね、当時は。今は、まぁ……まだ少し恥ずかしいかな。
で、そろそろと読み始めたわけですが、もう、なんというか驚きましたね。
少年少女の純粋な恋模様が細やかに描かれており、ごく普通の恋愛模様が続く思わせておいてこれが肩透かし。クライマックスが近づくに連れて押し寄せてくる圧倒的な絶望感。あの切なさ・悔しさは読んだ人は皆感じるものだと思います。最後まで無力だった主人公の心情を考えると涙が止まりませんでした。最後のシーンでボロ泣きしましたね。深夜の3時くらいだったっけ、懐かしいなぁ。
とまぁ、そんなこともあって、僕にとってこの「リバーズ・エンド」という作品は思い入れのある作品なのですよ。続巻も出ているのですが、1巻が最も面白いと思います。というか、これだけで完結させて欲しかった……。


投げっぱなしですが、この辺で(^^;
機会があれば是非読んでみてくださいね。